2007年03月07日
もしもの場合、貴方はどうします?
←『(社)日本臓器移植ネットワーク』が新たに始めた試みです。
数日前にニュースでも取り上げられました。
<臓器移植>提供希望をネット登録、意思カード発行へ
日本臓器移植ネットワークは、臓器提供を希望するかどうかをインターネットなどで登録し、その内容を反映した意思表示カードを発行する制度を5日から開始する。
カード所持者増などが目的で、同ネットは「携帯サイトなどからも登録できるのでカードが入手しやすくなり、記載不備も防ぐことができる」としている。
登録できるのは15歳以上90歳未満の人。
同ネットのホームページ(HP)の「臓器提供意思登録」欄で本人の氏名、住所などを入力し、脳死後、心停止後の臓器提供の希望有無、提供を希望する臓器の種類を選択して「仮登録」する。
その後、同ネットが入力内容を印字したカードとID番号を本人に送付。
サイトからID番号を入力すると「本登録」となる。
提供を希望しない場合も、カードが発行される。
臓器移植法では、脳死後の臓器提供は書面での意思表示が必要とされる。
そのため、同制度で本登録していても、本人の署名があるカードなどの「文書」がなければ提供には至らない。
同ネットは、登録の有無を確認することで、家族がカードを探すきっかけにしてもらうという。
一方、所持しているカードと異なる内容を新たに登録していた場合には、カードで提供を希望していても無効となる。
また、腎臓は心停止後に家族の同意だけで提供可能だが、同ネットは「『提供しない』と本登録していれば、その意思が反映される」としている。
個人的には、財布の中に右のような意思表示カードを入れて持ち歩いてます。
Coleman(コールマン)
エマージェンシーホイッスル
その他に、左のようなホイッスルをキーホルダーに付けて持ち歩き、収納されているIDカードにも臓器提供意思表示シールを貼ってあります。
今回の試みはこの意志表示を、よりわかりやすく確実にという狙いのようです。
これまでの単純なカードによる意思表示を、ID入りのカードに変えNET上でその意思をより明確にしようという事になるようです。
僕も仮登録をしてみました^^
もちろん、今までのカードも有効ですので、すでに意思表示カードをお持ちの方は無理にNET登録をする必要はありません。
あくまで、「できればお願いします」ということになるようです。
また、臓器提供をする意思の無い方も、その旨を登録可能です。
つまり、自分が死んだ後にその身体をどうして欲しいかの意思を示す役割をするカードでもあるという事になります。
このような話題・問題には個々によって様々な考え方があります。
倫理観・宗教・個人的背景・その他様々な諸事情によって色々な考え方があって然るべき事柄です。
よって、当然の事ながら他人から強制されるべき事柄でもありません。
だからこそ、最低限の自らの意思を何らかの形で残しておく事はやっておいても良いのではないでしょうか。
登録は『(社)日本臓器移植ネットワーク』のTOPページからできます。
また、携帯端末からもアクセス&登録可能です。
https://www.jotnw.or.jp/m/
続きは少し違うもしもの場合・・・
以下のエントリーは僕が1年と少し前に過去のブログに挙げたエントリーをそのままに転載したものです。
「やればできる!やらねばならぬ!―市民による災害医療とレスキュー隊」
←この「トリアージ・タッグ」は上記リンク先に紹介されていたモノです。
存在は知ってはいましたが、画像(写真)という形で見たのは初めてだったのでご紹介。
このタッグは災害時等に大勢の被災者が出た場合に医師や看護士などが被災患者の腕に応急でつけるタッグです。
最悪の状況下においてのみ許される優先順位付けと言えるかもしれない・・・
そんな状況下では誰しもが苦しみや悲しみを共有しなければならないという現実を覚悟していて欲しい。
自分が・・・愛する者が怪我をした・・・
そんな時にその腕に付けられた「トリアージ・タッグ」の色を見て適切な判断を下せるだろうか?
難しい事だとは思う・・・しかし、受け入れなければならない現実としてその色を見たいと僕は考える。
※トリアージ(Triage)とは。
「災害時の覚悟として・・・(2005.11.18 Friday)」
「やればできる!やらねばならぬ!―市民による災害医療とレスキュー隊」
←この「トリアージ・タッグ」は上記リンク先に紹介されていたモノです。
存在は知ってはいましたが、画像(写真)という形で見たのは初めてだったのでご紹介。
このタッグは災害時等に大勢の被災者が出た場合に医師や看護士などが被災患者の腕に応急でつけるタッグです。
トリアージ・タッグの下部は、緑、黄、赤、黒の4色に塗り分けられており、ミシン目に沿って切り取って色を表示する。各色の意味合いは概ね以下の通りである。
緑:命に別状はなく、現時点では治療は行わない。
黄:数時間は治療を先送りしても生命の危険はない。
赤:生命が危険な状態であり、直ちに治療が必要。
黒:既に死亡。あるいは治療しても助かる見込みなし。
最悪の状況下においてのみ許される優先順位付けと言えるかもしれない・・・
もしもな事態が・・・
そんな状況下では誰しもが苦しみや悲しみを共有しなければならないという現実を覚悟していて欲しい。
自分が・・・愛する者が怪我をした・・・
そんな時にその腕に付けられた「トリアージ・タッグ」の色を見て適切な判断を下せるだろうか?
難しい事だとは思う・・・しかし、受け入れなければならない現実としてその色を見たいと僕は考える。
※トリアージ(Triage)とは。
災害医療における多数の傷病者を重症度と緊急性によって分別する方法。
語源はフランス語の「triage(選択)」から来ている。
「トリアージ」は災害医療等において大事故、大規模災害など多数の傷病者が発生した際においての救命の順序を決めるために従って標準化されて分類されている。
「トリアージ」は一般的に直接救命に関与しない医師が行うとされており、可能な限り何回も繰り返して行うことが 奨励されている。
Posted by 敬(たかし) at 19:37│Comments(0)
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